たっつんの手探り投資生活~初心者J-REIT投資家MMDer~

J-REITマンを自称しながら、長期の配当投資で資産運用するブログ

【J-REITで分配金】複合型物流REIT産業ファンド不動産投資法人の所感【1・7月権利確定】

物流系で2024年問題に備えられるか

お疲れ様です、TATSUです。

今回は投資を始めて最初に購入した個別株(J-REIT

産業ファンド不動産投資法人(3249)のお話をさせて頂きたいと思います。

 

引用元:JAPAN-REIT.COM

ssl.japan-reit.com

 

産業ファンド不動産投資法人(以下:産業ファンド)は

物流施設を主体とし、R&D施設、空港、データセンター、工場の底地等に投資する、複合型のREITです。

・基本情報(22年3月10日時点)

 

・上位テナント

羽田空港 メインテナンスセンター(旗艦物件)
日本航空株式会社)

湘南ヘルスイノベーションパーク
武田薬品工業

神戸地域冷暖房センター
大阪ガス株式会社)

東雲ロジスティクスセンター
(佐川急便株式会社)

 

10億以上100億未満の価格帯に、ロジスティクスセンター
佐川急便など運輸業、著名な小売業の物流管理を行う施設が多数あります。


含み益:約930億

物件含み益がREIT全体でも24番目と高く、売却により分配金の維持や増配、
不動産売却益の特例で内部留保を蓄える事もできます。

NOI利回り:5.49%

REIT全体でも9番目と高く、収入が多いです。

NAV倍率:1.09 やや割高

REIT指数が下落の中にあって1倍程度だった去年よりも上がっています。
資金調達などに有利な反面、他REITより相対的に利回りが低下してしまいますね。


・産業ファンドの所感

コロナ禍においては、主に通販の需要が増えた事から、物流は5大分類の中でも特に住居と並んで安定性が高いとされています。


買うにあたっては、物流以外にも大口の分散先があったこと、投資口価格が20万円以下で手を出しやすかったことと、他の物流系より高めの利回りだったことが主な理由です。

 

直近では、神戸ロジスティクスセンターを簿価に対し27.7億円増しで売却し、当期利益に下方修正が入ったものの、売却益を活用して分配金が維持されていたため、次の開示を待ちつつそれ程悲観的には捉えていません。


・2024年問題

過酷とされる、配送ドライバー業界に法改正のメスが入った事で、物流業界にも動きが見られます。
ニュースで目にしたところでは、

・中継施設としての貨物引継ぎのため、より地方に進出した開発
・倉庫内作業の負荷軽減のため、オートメーション化の促進
・ドライバーの負担軽減のため、カフェやシャワー等の福利厚生向上

などでしょうか

 

産業ファンド自身は、地価の安い地方に多くの施設を持っていますが、この辺りで大なり小なり施設の再開発も発生して、REIT側の投資も更に広がるのではと考えています。

 

施工の請負をする建設業者や、ロボットなど輸送関連の産業機械、パレットやコンテナ等の輸送資材を手掛ける企業も、恩恵に預かれるかもしれませんね。


・買うか、留まるか

REITとしてはそれなりに古株で、順当に規模も成長していることから、

個人的には買いと考えています。

 

もちろん、「産業ファンドが絶対!」と言う訳ではありませんので、各種指標を確認して頂きつつ、物流に興味がおありの方は、ご一考下さればと思います。

 

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