お疲れ様です、新米長期投資家のTATSUです。
今回は、ヘルスケアに関係する銘柄について、配当投資を考えてみたいと思います。
はじめに
※武田薬品、アステラス製薬、ジョンソン&ジョンソンと言った、
王道中の王道は外しています。
ヘルスケア分野とは?
生活に密接に関わりのある、医療に関する分野で以下の6分類に大別されています。
〇製薬:市販医薬品の製造・販売など
〇バイオテクノロジー:新薬、治療法の研究開発など
〇医療用品:包帯などの一般医療品、MRIなどの大型医療機器
〇販売・流通:卸売り、小売り業者
〇医療保険:保険整備ほか、医療の適切なマネージメント業など
〇医療施設:病院、診療所、介護施設などの運営・開発関係
市場規模も年々拡大中で、とりわけアメリカの医療支出は多く、
GDPの15%近くにもなる程だとか。
そんな成長著しいセクターから、2銘柄ほどピックアップしてきました。
H.U.グループホールディングス(4544)
基本情報
H.U.グループホールディングス(以下:HUグループ)は
医療機関からの検査受諾、臨床検査薬のR&D業務、滅菌、医療機器保守点検などを手掛ける、多数の子会社を要する企業です。
投資情報(2023年3月16日時点)
注目のワケ
・高い配当利回り 4.51%
株主資本配当率6%前後を掲げており、大幅に株価が下落しない限りは、安定して配当金を受け取れます。
(直近の減配は21年の記念配が抜けた分です)
・年々増配傾向
2008年~2013年にかけて 60円⇒125円と緩やかに増配傾向にあります。
同じ期間で売上高は1.55倍になっています。
注意点
・積極的なグループ拡大と子会社化
3~400億円規模の現金や、1000億円規模の利益剰余金があり、事業拡大にも積極的である点が伺えます。
2016年にSRLの開発事業失敗でEPSマイナスになるなど、順風満帆とはいかないようです。(この時期の配当金は、130円で維持されています)
出典:日経クロステック
投資おすすめか
おすすめレベル:
目安株価:2780円(利回り4.5%)
・コロナ特需を除いても、営業利益率が10%前後で推移し続けているので、トータルでの稼ぎは◎
・株主還元に積極的で、減配らしい減配も殆どない
(無理をしているタイミングも存在する)
・今後の決算短信発表時に、株主資本に大幅な低下が見られた場合、一時の減配を承知で仕込みの機会とするかは、各々の判断に委ねられます。
ヘルスケア・メディカル投資法人(3455)
基本情報
ヘルスケア・メディカル投資法人(以下:ヘルスケアR)は
名前の通り、ヘルスケア関連施設の運用に特化した唯一のREITで、
ポートフォリオの80%を、老人ホーム、高齢者向け住宅などの施設が占めています。
出典:J-REIT.com
投資情報(2023年3月16日時点)
主要テナント(賃貸比率)
SOMPOケア株式会社:14.4%
㈱ベネッセスタイルケア:13.7%
グリーンライフ㈱:12.7%
いずれのテナントも、10年15年などの長く、途中解約のない契約を多く結んでおり、固定賃料制という事もあり収益が安定しています。
注目のワケ
・公表稼働率は脅威の99.9%
賃貸借系のテナント施設はいずれも100%、それ以外の介護付き住宅も、90~100%入居率と非常に高いです
・NOI利回り:5.61% 非常に高い 7位/60
順当に資産規模と売り上げ増加中
約2年ごとに公募で資産を増やしており、増やした資産に対しての収益率も、
稼働率が下がっていない事から、上場からずっと同じ割合を維持できています。
・病院不動産の取得に積極的
耐震基準に満たない病院施設の割合は、老人ホームの95%に対し78%程度とされており、増改築による価値や安全性の向上と、資産の流動性を活性化させようとしています。
注意点
・NAV倍率:1.30 割高 60位/60
需要があるから仕方ないのですが、J-REIT60法人の中でも飛びぬけて割高です
ただ、次点のNAV1.26倍の星野リゾートに比べると、分配金もしっかり出ます(3位は平和不動産Rの1.10倍)
投資おすすめか
おすすめレベル:
目安投資口価格:145,000円(利回り4.5%)
お勧めですが、投資は様子見です
・ピーク時の22年1月(20.4万円)程ではありませんが、投資口価格がとても割高です。
・個人的には、資金を投入するなら、利回り4.5%程となる14.5万円あたりを目安にしたいと考えます。
・一方で、分配金は徐々に右肩調子と見受けられますし、間違いなく需要もあると思います
予算と相談してご一考下さい。
以上になります。
もし、このブログをご覧になった方への、参考になりましたら幸いです。
前回取り上げたREITはこちらになります
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