たっつんの手探り投資生活~初心者J-REIT投資家MMDer~

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【たっつんのREIT紹介メモ📝】REITの親戚“インフラファンド”って、そもそも何ですか?(初めての方向け)

 

 

お久しぶりです、社長!

お久しぶり
J-REITの基礎知識について、勉強して貰って以来だね
今回は何が聞きたいのかな?

REITにも親戚の様なものがあるって聞きました
また色々教えて貰えませんか?

”インフラファンド”の事だね
では今回は“インフラファンド”と言うものについて、簡単な所から学んでいきましょうか

 

www.japan-reit.com

引用:JREIT.com

 

 

インフラファンドってどう言うもの?

 

インフラファンドの意味

インフラファンドはそのまま名前通り、

インフラ(infrastructure:インフラストラクチャーへ投資する事で、
そこから得られる収益を、投資家に還元しています。

 

インフラの具体例

通信施設、鉄道、空港、水道施設、ガス、発電所などがあり

一部のREITはこう言ったインフラ資産を運用対象に入れている場合もあります。

(例:産業ファンド等)

 

インフラファンドの特徴

 

23年6月現在、日本の証券取引所では5つのインフラファンドが上場されています。

REITと同じく、小口の証券として扱われているため、株式と同等に自由な売買が可能です。

現在の時価総額は、5つのファンドを合わせて1440億円ほど

 

投資対象に選ばれているのは再生可能エネルギー

 

再生可能エネルギーには7つ種類がありますが、

インフラ資産としては以下の4種

 

風力太陽光地熱水力

 

この中で、インフラファンドが投資対象にしているのは太陽光発電

 

理由としては

・初期投資が相対的に安い(水力・地熱は建物の規模が大きい)
・保守管理も比較的容易(風力発電も、メンテナンス性では劣る)

などが考えられます。

脱炭素を意識しているって事ですね

まだまだ市場は小さいですが、ESGはどの企業でも意識されている事なので、
今後の成長は期待できると思いますよ?

 

 

 

株式と比較する、インフラファンドのメリット・デメリット

 
インフラファンドのメリット
✅株式の様に数万円~の少額から投資ができる
✅直接インフラ設備を所有している場合と違い、売買が簡単にできる
✅運用は専門家が行うので、個人の管理は不要
✅投資家に分配される利益の割合が高い

 

インフラファンドのデメリット
✅元本割れ、会社の倒産・上場廃止によるリスクは株式と同じ
✅災害によって設備が損壊するリスクは、設備自体を所有する事と同じ
太陽光発電支援制度の様な、銀行からの融資は当然受けられない
✅投資口の価格は株式よりも高い

 

用語と所感

基本用語については、REITと共通している物が多いです。

tatsukabummd.com

 

投資口価格

『株価』とほぼ同じ意味です。

インフラファンドもまた、投資口は最小売買単位が最初から1口です。(株式は100株が通常の売買最小単位)

株式の単元価格と同じくらいの値段で買えるのですが、

ミニ株などの制度まで勘定した場合、インフラファンドは株の100倍高い事になります。

現在の投資口価格は77,000円~124,000円程度と、ファンド毎の大きな差はないです
ちょっとした小型株レベルなので、とても買いやすい水準

 

分配金利回り

配当利回りとほぼ同じ意味です。

インフラファンドの平均利回りは、REITよりもさらに高く、
株式の平均に対しておよそ3倍の6%前後となります。

 

投資法人の課税の特例に則って、法人税が免除されている点もREITと同様
租税特別措置法第67条の15に記載されています

利益超過分配金

通常の利益分配に加えて、減価償却費の割合が高いのもインフラファンドの特徴

 

一例:エネクス・インフラ投資法人(9286)の22年11月決算短信

一口分配金:1,861円 + 超過分配金:1,139円 =3,000円

 

『土地』『発電設備』の2つの固定資産の内、後者は減価償却のできる資産です。

発電施設は郊外にあるので、必然的に地価は安くなり、設備費用の割合が高くなる。

 

地方系のREITにもその傾向はありますが、インフラファンドはそれ以上ですね。

 

各社が短信で名言している分配方針
  1. ネクス・インフラ投資法人 償却費の60%
  2. ジャパン・インフラファンド投資法人 償却費の60%
  3. カナディアン・ソーラーインフラ投資法⼈ 償却費の60%
  4. いちごグリーンインフラ投資法人 償却費の40%
  5. 東京インフラ・エネルギー投資法人 償却費の30%

 

✅還元方針が高い程、利回りも良くなる

減価償却費は負債の返済や、法人内での再投資に活用できる

 

一概に高ければいいとは言えないですね。

 

FIT制度

Feed-in Tariffの略 固定価格買取制度

インフラファンドの収益の根幹とも言える制度
発電した電気を、名前通り固定金額で電力会社に買い取ってもらえます。

 

価格帯としては、約30.0円~40.0円/kWh(5ファンド共通)

(参考)東京電力 従量電灯Bの電気料金は 19.91円~30.6円/kWh(23年5月31日まで)

 

23年6月1日以降…

東京電力 従量電灯Bの電気料金は 30.0円~40.69円/kWhになるとされています。

 

ただ、こちらに関してはあくまで燃料調整費
今後の燃料相場については、1年2年は高くつきそうですが
再生可能エネルギーの価格的な立場を崩す程ではないかもしれません

 

 

今回はこの辺りで
次はインフラファンドの抱えるリスクについて、考えてみたいと思います

 

また次回お会いしましょう!

 

 

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