たっつんの手探り投資生活~初心者J-REIT投資家MMDer~

J-REITマンを自称しながら、長期の配当投資で資産運用するブログ

【TATSUの注目株】福岡リート投資法人とグローバル・ワン不動産投資法人【J-REITで分配金】

 

お疲れ様です、TATSUです。

今回は、

  1. 福岡リート投資法人(8968)
  2. グローバル・ワン不動産投資法人(8958)

以上2つのREITを取り上げたいと思います。

 

前回のREIT紹介記事はこちら

tatsukabummd.com

 

 

超地元密着のレアなREIT福岡リート投資法人

 

引用:企業HP

基本情報

福岡リート投資法人(以下:福岡R)は

 

福岡の中でも特に博多圏を中心としつつ

大分や熊本にも投資を行う、オフィス商業施設を主体としたREITです

※沖縄にも物件を密かに持っていたりします

 

投資情報

決算月(2月・8月)

 

上位物件・テナント

キャナルシティ博多(商業施設)320億円
キャナルシティ博多・B(商業施設)210億円
パークプレイス大分(商業施設)196億円
キャナルシティ・ビジネスセンタービル(オフィス)146億円
呉服町ビジネスセンター(オフィス)112億円

 

特徴は何といっても、福岡県民なら恐らく説明不要だろう

キャナルシティ博多ですね。

 

この三位一体の物件一つで、総資産の約33%を占めている

名実ともに『柱』と言える物件ですね。


物件構成比率

 

全部で34棟、2,074億円の物件を所持

 

10億円単位のオフィス、商業施設を多く持っているほか

沖縄にはホテル、また高速道路に近しい場所に物流施設なども持っています

 

トピック

プラス面のトピック
指標的にバランスが良く、穴のないステータス
✅物件数でPFの大部分を占める中小オフィス、商業施設は、NOI利回りが5~8%程と優秀なものが揃う
✅旗艦のキャナルシティ博多への取り組みに力の入る2023年でインバウンドを獲る
 ・地下鉄延伸により、隣接出入り口が新設 施設来場者が6%🆙
 ・飲食ゾーンの改修により、アジア食文化を推していく
 ・Alpenグループでは西日本初の旗艦店を、2023年秋に開設
格付け会社からの評価は高い JCR:AA-、R&I:A+
✅20年8月、コロナの影響が直撃して減少した分配金も、今年度には直前の金額へ復帰予定
✅3棟あるホテル事業においては、変動賃料による収益の上乗せにも期待する

 

マイナス面のトピック
✅コロナ直撃で旗艦のキャナルシティは調子側悪かった
 NOI利回り3%台のため、前述のインバウンド取り込みで回復を


その他

福岡市に関しては、国勢調査により2035年が人口のピークと考えられている

 

指標コメント

分配金利回り:4.44% 高め

コロナの影響を受けて減配したのは前述通り
半年ごとの分配金水準では、今年中に完全復帰予定です。

 

含み益:約513億円(24.7%) 高い 

今期は公開されている取得予定3件があるのみ(1件の譲渡に関しては詳細非開示)

仮に運用効率を考慮した入替え発生時には、大きな利益によって内部留保や分配金の上昇もあります。

 

NOI利回り:5.16% 標準的

基準よりやや上の収益力があります。

PF規模の3分の1を占めるキャナルシティの改善によって、更に上がっていくでしょう

 

NAV倍率:0.89 割安

過剰な割安でもなく、そこそこのレベルであるので投資チャンスと考えています。

 

おすすめか?

オススメレベル:

希望投資口:150,000円(利回り4.8%)

 

おすすめだと思います

ここ5年弱は、増資による大幅な規模拡大よりも、リバランスの方に重点が置かれており、現状の収益性や空室率をしっかり改善する方向を取っています。

POも性急すぎると印象が悪くなってしまいますし、ここは安定感が高いとみて、買いを入れる選択肢は充分だと思います。

 

 

 

大規模オフィスで少数精鋭!グローバル・ワン不動産投資法人

 

引用:企業HP

 

グローバル・ワン不動産投資法人(以下:GOR)は

関東圏、関西圏それぞれの中心に重点的にオフィスを持ち

大型オフィスの少数精鋭で、質を重視した投資を行うREITです。

 

投資情報

決算月(4月/10月)

 

上位物件・テナント

クリムゾンハウス青山(オフィス)350億円

大手町ファーストスクエア(オフィス)250億円

明治安田生命さいたま新都心ビル(オフィス)227億円

豊洲プライムスクエア(オフィス)210億円

 

これに限らず、全物件が高額なもので占められているのは例を見ませんね

 

物件構成比率

 

全部で12棟、2,023億円の物件を所持

 

一棟平均の価格は173億円

これは、オフィス型REITの平均89億を大きく上回っています。

 

トピック

プラス面のトピック
✅オフィス型ながら、分配金は徐々に右肩あがり
✅今年度の分配金は、売却物件の利益35億による補填
 分割は5期にわたって行われ、来年までは20%以上の割合で計上される
札幌市に新しく大型オフィスを取得予定 (THE PARK SAPPORO)
 ・築年数が1.3年と非常に若い 
 ・入替え効果 築年数:30.7年⇒1.3年 見込みNOI:2.6⇒4.1%
✅格付けはJCR:AAを所持
 
マイナス面のトピック
✅2023年の2期は、分配金の賃料分は約2400円⇒2000円に減少 これを売却益で補填している
 新規取得物件の入居前でもあるので、売却益の補填を活用しつつ巡航利益の確保が急がれる

 

 

指標コメント

分配金利回り:5.87% 非情に高い

現状の分配金は、REIT中1位となっています🥇

 

含み益:407億円(含み益率20.2%) 高い

オフィス型の例にもれず、含み益は高い方です

今回の売却益も、最低4期分は分配金を補填できるだけの利益を上げています。

 

NOI利回り:4.26% 低い

売却対象になっていた物件のNOIが非常に低かった

今回取得した札幌の物件で、平均値を押し上げてくれることを期待します。

 

NAV倍率:0.77倍 極端に割安

こちらも最近の大型オフィス系の例にもれずと言った感じです。

 

 

おすすめか?

オススメレベル:

希望投資口価格:101,000円(利回り:6%)

 

投資ありだと考えています。

オフィス特化ではあるものの、直近の決算情報を見る限り、

空室と稼働率の改善、更に賃料も徐々に上がってきています。

 

2年ほどの間は、内部留保の活用で還元をこなしつつ、賃料ベースの分配金回復とさらなる向上に努めていただきたいですね。

 

まとめのパッと見指標

 

福岡R

 

GOR

 

 

以上になります。

REITに関心を持って頂けたら幸いです。

 

前回のREIT紹介記事はこちら

tatsukabummd.com

 

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