はじめに
お疲れ様です、たっつん(@326099)です
今回は、
- 産業ファンド投資法人(3249)
を取り上げたいと思います。
最終的な証券の売買につきましては、各自の責任の範疇にてお願いいたします。
REITとはそもそも何ですか?と言う初見の方はこちらを
前回のREIT紹介記事はこちら
インフラも支える超安定の実力派!産業ファンド投資法人
引用:企業HPはここ👈
基本情報
産業ファンド投資法人(以下:IIF)
産業ファンドは物流施設特化の亜種にして、
後述のインフラ不動産、工場施設などにも多く投資する複合型REIT
スポンサーはKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)
株式、債券などを除いた特定の資産に投資するファンドで、同カテゴリでは世界でも指折りの規模なのだそうです
投資情報
※観測時点の数値です
ポートフォリオ・物件構成比率
物流施設が半分のほぼ50%、
15%がインフラ不動産
35%が産業用の工場やR&D施設と言う構成
空港、公共交通施設、データセンター、水道光熱関係など
・空港:そのままの意
・データセンター:大規模なPCや通信装置の設置運用に特化した施設
上位物件
IIF 羽田空港メインテナンスセンター(インフラ施設)411億円🥇
IIF 湘南ヘルスイノベーションパーク(R&D施設)385億円
IIF 神戸地域冷暖房センター(インフラ施設)181億円
IIF市原マニュファクチュアリングセンター(底地)(底地)159億円
IIF 東雲ロジスティクスセンター(物流施設)137億円
物流含め、生活とは切っても切れない大型施設
大企業がテナント入りしている研究開発施設が多め
契約年数も比較的長い傾向にあり
・10年スパンの契約が全体の約半数(途中解約なし)や
・底地の中には49年(⁉)と言う驚きの期間契約も契約終わる前に私死にそう
物件例()内はテナント
例:IIF羽田空港メインテナンスセンター(JAL:日本航空)
最近は会社でもお世話になっています🙏
決算の巻き返し頑張ってください(明日の所も)
これ以外にも、PC関係、情報ソフト分野の企業がテナント入りしているR&D施設がそれなりに
分配金推移・増配率
トピック
✅平均増配率が5%を超え、産業用不動産やインフラ施設を扱うため、ディフェンシブ性がとても高い
✅約18億(+30%程)の売却益を4回に分け、分配金を安定を図っている
IIF神戸ロジセンター(購入57億➡譲渡75億)現在2回目が終了
➡買い手も一括での莫大な資金を要さないので、負担が減る
✅平均調達コストがやや低め
(平均値を0.66%に押し上げているのは、過去に1~2%で借りた負債)
✅借入れの平均残存は9年ほどで、一般的なREITの倍猶予はある
➡いずれも固定金利のため、信用度の高さの表れか
✅際立ってネガティブな要素はないと思います
✅NAV倍率が物流以上に高い推移”だった” 約1.2~1.7倍
➡最近でも1.05倍くらいなので、過去に比べれば相当安い
✅LTVはやや高めの49%なが、積極的な増資と安定した稼ぎ
指標にひとこと
分配金利回り:4.59% 高い
平均増配率5.5%(10年観測)
ずっと投資口が高かったので、利回りはREITの平均値を下回っていたのですが、いい感じの利回りになってきました
※コロナ等ではむしろロジ系は、複合のIIF共々逆に上がったので
含み益:約974億円(25.0%) 高め
POや通常の取得を含め、増資の頻度が非常に高い
前述の譲渡事例は非常に珍しいパターンです
物件の価値は全体的に高めなので、収益の大きな手助けに
NOI利回り:5.58% 高い
直近の更新を迎えたテナントについても、約半数が増額改定😃
平均増額率は10%にも上るとされています
物件を取得したら、した分だけはリーシング費用もかかるため、そちらは是非頑張って頂きたいと思います
NAV倍率:1.04 ほぼ標準的
前述のロジ系大流行時には1.6倍ほどに値上がりしていました
投資口の高止まりは収まりましたが、変に安値を付けず良い所に来ています(下がり過ぎるとそれはそれで融資面に響くとされているので)
おすすめか?
オススメレベル:
希望投資口:130,000円(利回り5.0%)
ほとんどの要素がバランスよく纏まっています
同じく(個人の評価です)☆☆☆☆とさせて頂いているNMFと並んで、非常にオススメだと思えるREITです
まとめのパッと見指標(リニューアル2)
IIF
以上になります
今後少しでも、REITに関心を持って下さる方に増えて頂けると幸いです
前回のREIT紹介記事はこちら
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